①こんな様子
・好きなもの(キャラクターなど)が他の人から見てわかりやすくなる。
・自分の身の回りのことが上手にできるようになってくる。
・同じような年齢の子どもにに関心を持ち、ルールを守ることができるようになる。
②こんな働きかけを
○子どもの様子を見て、好きなものを大切にする。
○少しでもできるようになったことに気づき、大いに褒める。
○同じような年齢の子どもと関われる環境をできるだけ作る。
いよいよ個性が発揮されてくる時代です。
子どもの「好き」が、わかりやすく表れてきます。
好きなものをとことん生活の中に取り入れて、楽しく過ごせるようにしてあげてください。
それだけで子どもはとても気持ちが安定しますし、親も過ごしやすくなります。
そして、好きなものが近くにあると嬉しい。
さらに、好きなものが近くにあるだけで、いろいろなことにやる気がおきてくるのです。
③こんなことに気をつけて
子どもの「好き」を大切にしてください。
親の「こっちの方に興味を持ってほしい」という思いはあると思いますが、基本的に子どもが好きなことを大切に守ってほしいと思います。
のびしろ育児で育てていれば、メディアの影響は受けにくく、子ども本来の世界が守られていると思います。
大人の困るような「好き」には進まないはずです。
子どもは自分の「好き」を認めてもらえれば、安心します。
そしてそれを大切にしてくれる親を信頼してくれます。
それが、親子の絆となるのです。
④のびしろ家では
子どもたちはキャラクターに興味を持ちました。
動画を見ていなかったので、たぶん本屋さんで見かけて惹かれたのだと思います。
長女はプリンセス、長男二男はウルトラマン。
そこで、まずはキャラクターのシールを購入。
いろいろなところに貼ってあげました。
キャラクターには種類があるので、同じものと違うものを見分ける力もつきます。
それから、「かく」ことに興味を持ってきたので、クレヨンや色鉛筆、お絵かき帳や塗り絵などを準備。
すると、次々に絵を描いたり塗り絵をしたり。
私が描いたキャラクターの真似をして絵を描くようになり、そのうちに、文字も書き始めました。
そこで好きなキャラクターの自由帳を買い、それに簡単な問題を書いてあげたら大喜び。
「問題」と言っても、その時の本人ができる、本当に簡単なもの。
花丸が嬉しくて、「もっともっと」とせがまれたことを思い出します。
子どもの「好き」を受け入れ、親が関わって喜ぶことは、たくさんしてあげる。
ただ、「物」に関しては、最初からたくさんあげてしまうと続かなくなりますので、注意が必要です。
のびしろ家では、人形はクリスマスまで待って、プレゼントとしてあげました。
その時の喜びようったら!
本当に難しい問題ではあるのですが、子どもに「物」をあげる際には親こそ「我慢」が必要だと思います。
子どもの笑顔をたくさん見たいのは、どの親だって一緒。
そして好きな「物」を買ってあげたら子どもの笑顔が見られるのは、分かっているのです。
でも子どもにとっては、「物」を欲しいと思う時間があるだけ、それを得た時の喜びがあります。
「物」がはじめからあふれていたら、得た時の喜びは感じられないのです。
苦労なく得られる「物」との付き合い方は、子どもが小さい頃から意識した方がいいと、私は思います。
そして、キャラクターは「好き」の第一歩にすぎません。
これからの「のびのび時代」には、もっともっと子どもの「好きなこと」が明確になってくるのです。
そして、のびのび時代の「好きなこと」こそ、子どもの個性の中核となるのです。