①健康 (食べ物と生活リズム)
②誠実 (ごまかさず約束を守る)
③時間 (子どもの時間の確保)
①に健康!食べ物と生活リズムに気をつけます。
幸せに生きていくために、体はとても大切。
特に、幼児は脳も含め体がハイスピードで成長していく時期。
体をつくる食べ物には、十分気をつけます。
手の込んだものを作らなくても良いのですが、できるだけ素材から作ります。
野菜をゆでる、ふかす、果物そのままなど、素材だけでもいいのです。
「これは何からできているのだろう?」と原材料の姿がわからないようなものは、避けます。
のびしろ家では、離乳食も家族のみそ汁をアレンジするなど、手をかけない工夫をしていました。
ただ食事は一日に何度もするものなので、これはあくまで基本の考え方です。
また、生活リズムもなるべく一定にするよう心がけます。
体調をよくするだけでなく、子どもの心の安定や安心感にもつながるからです。
②は誠実!ごまかさずにきちんと伝え、約束を守ります。
決して立派な親ではないし、いつもバタバタしているし、難しいことはできません。
でも約束したことだけは、親である自分も必ず守ることは徹底しました。
つまり、守れないかもしれないことは、約束しないのです。
「○○したら、□□しようね。」ともし口に出したら、それはもう、立派な約束。
何としても、□□をするように努力します。
「□□できるかもしれない」とか、「□□って言えば、○○をするだろう」は絶対よくありません。
それは、子どもを大切にしていないことにつながります。
だって、大切な人との約束は、必ず守りますよね?
万が一守れなかったときは、素直に「ごめんね」と謝ります。
そして、どうして守れなかったのか理由を伝え、再度謝るようにします。
約束を守ることは、とっても大切なことだからです。
そのかわり、子どもにも言ったことは守るように、堂々と毅然として要求するのです。
約束を守ることは、ルールを守ることの第一歩。
これが、後々の社会性を育てることにつながるのです。
③は時間!子ども本来の持っている時間を、大切に守ります。
本当は一番簡単なことなのに、今のこの時代では一番難しくなってしまったのが、これ。
子どものゆったりとした自由な時間を、奪わないこと。
子どもって、本来有り余るほどの時間を持っているのです。
勉強も、家事も、仕事もしなくていい。
ただ、食べて、遊んで、眠って。それだけで十分。
なんて幸せな時代なのでしょう。
成長するにつれて、そうもいかなくなっていくのですから、せめてその豊かな時間を奪わないこと。
何もしていないように見える赤ちゃんでも、きっと何かを感じています。
きっと周りの環境から何かを学んでいます。
だから、テレビやスマホやタブレットで、その貴重な時間を奪わないでほしいのです。
中毒性の危険のある、刺激の強いものを幼い子どもに与えることに、私は強く反対します。
小さな子どもは、環境から逃げることができません。
のびしろ育児の考え方としては、大切なその時期には、良質な刺激を勧めています。
でも、もしそれができなくても、危険で刺激の強いものを遠ざけるだけで、十分だとも思います。
そのくらい、子ども時代のゆったり流れる静かな時間は、重要です。
その時間の中で、子どもは自ら動きます。
自ら考え、行動するのです。
それが、成長したときに、指示を待つのではなく自分から動く力として表れるのです。