きょうだいが仲良くしている姿。
親からすると、とても微笑ましい光景ですよね。
のびしろ家では、今でもきょうだい3人が仲良く過ごしています。
その秘訣は、たった一つ。
「順番を守ること」にあったと、私は思っています。
のびしろ家では、きょうだいで何かを選ぶときには必ず順番がありました。
年上を一番先にすることです。
一番年上の長女が一番先、次に長男、それから二男。
よく「小さい子から順に」とする家庭があるのですが、家は逆でした。
だって、それでは年上の子が年下のきょうだいに優しくする機会を奪うと思ったからです。
年上の子を優遇すると、どんなことが起こるか。
まず、年上の子の心が常に満たされます。
そもそも、のびしろ家の場合、長女は4歳で二人の弟のお姉ちゃんになっていました。
それなのに「お姉ちゃんなんだから」なんて我慢ばかりさせられたらどうでしょう。
きっと、弟二人を嫌いになり、いじわるをしてしまったと思います。
また自分に権利があれば、年下のきょうだいに「譲る」ことができます。
そんな時は、その子から「ありがとう!」と感謝され、お互いが笑顔になれるのです。
順番なんて、年下の子にとっては生まれたときからのことなので、当たり前のこととして受け止めます。
ところが、年下のきょうだいが生まれるたびにどんどん自分がみじめな立場になるようでは、年上の子の心中は穏やかではありません。
それでなくても、パパやママの手が下の子にとられるのです。
だから、絶対に順番は年上の子から。
これが、きょうだい仲良しの秘訣なのです。
それから、年上のきょうだいの名前を下の子が呼び捨てにするのは、いけません。
年上のきょうだいに対しては、敬意を持った呼び方をぜひさせてほしいと思います。
それが、ひいては年上のきょうだいを大切に思う年下の子の姿につながっていくのです。