当たり前のことかもしれませんが、子どもが100点を取ったら、親って嬉しいですよね。
子どものことって、自分のことより嬉しいものなんだ・・・。
そういう感情があることを、私は親になって初めて知りました。
自分より大切な誰かがいる。
これは、しみじみ
ありがたいことだなあ。
と思います。
でももし、子どもが
「100点取ったからね。すごいでしょ。ほらママ、嬉しいでしょ。」
などという態度を取ってきたら、
「それは違うよね。」
というように毅然と伝えると思います。
勉強は、ママのためにすることじゃないよね?
と。
その考え方が伝わっていたためだと思うのですが、のびしろ家ではそういうことはありませんでした。
ただ、ことある事に伝えてはいました。
ママのためにコーヒーを入れてくれたら、「ありがとう!」だけど
勉強して頭が良くなって、良いことがあるのは自分だよね?
と。
勉強して成績を上げたことは、すごい。
頑張っていることはもちろん応援するし、嬉しいけれど・・・。
ママにとって、
勉強してくれてありがとうでは、絶対にない。
私はそう思います。
よく成績が上がったらお小遣いをあげるという話を聞くけれど・・・。
それは、一体どういうことですか?
勉強って、誰のためのものですか?
と聞いてみたいです。
のびしろ家では、子どもがテストで1位をとると、子どもに外食に行きたい場所を聞いて、
よく高級ホテルにディナーに行きました。
(子どもはちゃんと、高級なところを選びます・・・!)
家族全員で、「おめでとう!」「よかったね!」「乾杯!」はするけれど、
それは一人だけの「ご褒美」ではない。
みんなで食べるご飯が豪華になって、嬉しい!
みんなが笑顔になって嬉しい!
そういう気持ちを味わってほしいから、あえてそうしていたのです。
だんなさんも私もきょうだいも、「こういう機会を作ってくれてありがとう」とその子に伝えます。
その日はみんな、いつもは頼めないような特別なドリンクまで頼んで。
みんなニコニコ笑顔です。
さらにホテルのスタッフさんにも言います。
この子に良いことがあったので、お祝いに来ました。
するとスタッフさんまで
「おめでとうございます。」
と丁寧にお祝いしてくれます。
記念写真まで喜んで撮ってくれます。
ちなみにのびしろ家では、普段は家ご飯派。
ほとんど外食もテイクアウトのお弁当もありません。
質素な食事が主なので、この機会はとても特別なイベントでした。
勉強はあくまで自分のため。
でも、良いことがあったら家族でお祝いする。
のびしろ家が大切にしてきた考え方です。
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